尾道市ＰＴＡ連合会 平成29年度 会長所信
第22代会長 木曽 奈美
皆様には平素よりＰＴＡ活動に積極的にご参加いただき、子ども達の学ぶ環境作り並びに親（おとな）の学びの場作りにご協力をいただき、ありがとうございます。皆さまのご活躍とご尽力に敬意を表するところです。
今年度の活動のテーマとして、私がいつも心がけている『笑顔で楽しく活動する』ことを目指したいと思います。私たちは仕事をし、家事をし、ＰＴＡ活動もして、忙しさからイライラしていると笑顔を忘れてしまいがちです。子どもの笑顔が見たくて頑張っていることが大きな負担にもなっています。私たちが笑顔を忘れていると、子ども達も笑顔ではいられなくなると思います。子ども達も親には笑顔でいてほしいでしょう。友達とも笑顔で仲良く、楽しく付き合っていきたいでしょう。でも、現実は思っているようにはうまくできません。悩むことや苦しいことも多いと思います。その中で大切になるのが、「家庭教育」です。「家庭教育」は、全ての教育の原点であり、子どもが基本的な生活習慣を身につけるための重要な役割を持っています。子ども達が様々な困難に出会ったときに、乗り越える術を教えるのも家庭です。傷ついたときには心を癒し、助けになり、支えになるのは家族です。ただ、私たちが子どもの頃とは社会環境は大きく変わり、子ども達が抱えている問題や悩みに気付かない、気付いてもどうしていいのか分からない、そんな家庭が多くなってきているのが現状なのではないでしょうか。
重要な「家庭教育」が崩れかけています。親が子育て等で悩んでいる時に相談できる仲間を作る場がＰＴＡの活動だと思います。一人で悩むのではなく、人とつながり、一緒に考えてくれる仲間の輪を作ることで、人と交わる。仲間を増やすことで、笑顔で楽しく活動することができると思います。私たち親が子ども達に寄り添い、笑顔と思いやりの心を持つことを教えるためには、先ずは親と子どもとがつながり、子どもを介して親同士がつながり、親子の絆や親同士の絆を深めることが大切だと思います。
尾道市ＰＴＡ連合会では教育フォーラム、親睦ソフトバレーボール大会、親（おとな）の道徳教育講演会等、様々なまなびの場、交流の場を通じて、会員の皆さまと一緒に楽しみながら、子ども達の笑顔が見られるような活動をしていきたいと思います。せっかく貴重な時間を使うのですから、『笑顔で楽しく活動』しましょう。皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。