11/1.2(土・日)と広島県PTA連合会主催の県外研修事業「能登地震被災地訪問in輪島」に県内41名の子どもたちと一緒に、尾道からも3名の子どもたちと市P連役員数名が引率役員として参加させていただきました。
この事業は、令和6年能登地震直後に尾道市P連と尾道市内34校の小中学校の子どもたちが、能登地震の被災地である輪島に向けて、募金活動とメッセージ活動を行い、122万円を超える募金を寄付したことがご縁となり、寄付先の輪島市PTA連合会の山田会長のご協力のもと今回の開催に至りました。
県内41名の子どもたちは小学校5年生から中学校3年生で、県P連管轄の17の郡市から参加してくれた学年も地域も越えて出会った子どもたち。
広島駅、福山駅からそれぞれ朝早く出発し、昼過ぎには金沢駅に到着。その後、山田会長と合流し、バスにて3時間をかけて被災地輪島へと向かいました。
輪島へ近づくにつれて、道路の隆起やひび割れ、傾いたままの信号や標識、豪雨災害時に流され横転したままの車、仮設住宅で炊き出しをしている姿など、2年弱たった今も被災のあとが目の前に広がっていました。
輪島に到着し、バスを降り、実際の被災状況をさらに目の当たりにしました。
思わず「怖い」と言ってしまう児童もおり、被害の深刻さは、テレビで見るものとはやはり違いました。
2日目は、実際に被災された山田会長に1時間半にわたり、当時の状況や被災時に気を付けることなど、ご講演いただきました。
その時の子どもたちの必死にメモを取る姿、真剣に講師を見つめる目は、今も脳裏に焼き付いています。
この2日間、私たち大人でさえも多くの「学び」がありました。子どもたちにとってもきっと災害や防災について、たくさん考えるきっかけになったと思います。
山田会長、そして輪島の地に心より感謝いたします。
今回の研修では、防災研修だけではなく、バス車内でのビンゴ大会、夜の懇親会(輪島クイズ大会)、みんなで楽しくお風呂、寝る前の秘密の時間など、たくさんの交流の時間もありました。
大阪駅での広島、福山組のお別れの際、中学生男子が涙を流しながら再会を誓っていたのがとても心に残っています。
1泊2日の輪島の旅、移動もとても多く、子どもたちには大変な時間も多かったと思いますが、本当によく頑張ったと思います。
みんな、本当にお疲れさまね。
解散のときのみんなの笑顔を見たときに、「開催して本当によかったな」と思うと同時に、「みんな無事に帰れてよかった」と、企画発起人として安堵したことを思い出します。
今回参加してくれた子どもたち、そして何より私たちを信頼して送り出してくれた保護者の皆さま、本当にありがとうございました。
またどこかで会いましょう!!
能登被災地訪問研修事業 実行委員長
尾道市PTA連合会会長
工藤孝之

